結局、じゃあねしか言えない【パート割】
(五人囃子) 石森虹花、織田奈那、齋藤冬優花、佐藤詩織、土生瑞穂
石森
夕暮れは思ったよりも
空を急に暗くしてしまった
土生
僕たちはもう少し
このまま話したかったのに
佐藤
君の顔がぼんやりと霞む
織田
家の灯り点き始めて
余計に急かされてる気になった
齋藤
十字路の別れ際
どうでもいい話して
君を引き止めた
石森 土生
好きと言えば 何か変わるのかな
ずっとあれから迷っている
織田 齋藤 佐藤
これを恋と僕が決めつけたら
こんな風に君と帰れない
全員
じゃあねなんて
いつも同じ言葉で締めて
背中を向け歩き出そうか?
でもすぐにいつも立ち止まって
石森
振り向く全員
君の自転車 見送りふと考える明日 普通に会いたいんだ
帰り道ここで話せるなら
このままが一番いい
星が出た
佐藤
目立たないクラスメイトがある日なぜか特別に思えて…
織田
放課後の教室でだらだら時間調整して
齋藤
ばったり会うタイミング図った石森
坂の途中 並びながら偶然 一緒になったふりをした
土生
十字路で右左二手に分かれるのは恋の選択肢
織田 齋藤 佐藤
好きと言って ちょっと気まずくなるそんなリスクは避けたいから
石森 土生
変な気持ち何も持ってないと僕の両手 君に見せようか?
全員
じゃあねなんてふいに言って歩き出したら
興味なさそうに振舞おう
こんなこと何度繰り返せば
佐藤 土生
伝わる?全員
僕はペダルをゆっくり今 漕ぎ出して今日のしあわせ噛み締めてた
一緒に君と帰れるなら
これ以上近づかない